10.26事件関連人物/崔圭夏国務総理、申鉉碻副総理
崔圭夏
최규하(チォエ・キュハ、チォエギュハ)
生没年:1919年7月16日〜2006年10月22日



国務総理。江原道出身。事件当時60歳。身長178cm、横幅も広い大男。

10.26事件で朴正煕が急逝したため、当時国務総理だった崔圭夏が大統領代行となり、後に大統領に就任。これを機に民主化を求める声が高まったが、典型的官僚気質の彼には流動的な政局を収拾する能力が欠けており、全斗煥ら新軍部に実権を明け渡す事となった。
金載圭が朴正煕大統領弑害犯である事を知らされながら、何の対策もなく、金載圭がいる陸軍本部に向ってしまった為、危機管理能力に欠けていたと非難されている。
「石橋を叩いて渡る人が渡り終えるのを見届けてから渡る」というほど慎重な性格で、12.12事件公判に出廷して証言する事を拒んだ。釣りが趣味で、ゴルフをやらない変り種と見られていた。



申鉉碻
신현확 (シン・ヒョノァク、シニョノァク)
生没年:1920年10月29日〜2007年4月26日



副総理、経済企画院長官。慶尚北道漆谷出身。京城帝国大学(現・ソウル大)卒。
崔圭夏大統領政権時に、国務総理となる。
金載圭とは親しい間柄だったが、10.26事件当時、非常戒厳令宣布を強硬に唱える金載圭に毅然と対応した姿勢が評価されている。
[ 「10.26事件関連人物」へ戻る ]
[ TOPへ戻る ]