１０．２６事件関連人物／歌手・沈守峰、女子大生・申才順

沈守峰 심수봉（シム・スボン） 女性歌手。大統領暗殺現場を目撃し、生き残った一人。その当時、酒席で、彼女のヒット曲「その時、その人」を歌った事で知られる。「ユゴ 大統領有故」の原題は「その時、その人々（그 때 그 사람들）」で、この曲のタイトルを元ネタにしている。 事件前から、大統領の酒席に呼ばれて歌を披露する事があったらしく、朴正煕や金載圭らとは既に顔馴染みであった。 事件を振り返る回顧録も出版しており、度々インタビューにも答えているが、証言が二転三転するので信憑性がないとも言われている。しかし、沈守峰曰く、当初は圧力があったため、真実を伝える事ができなかったとしている。 「ブスなので大統領から横を向いて歌うように指示されていた」などと、根も葉もない風評被害にも遭っている。

申才順 신재순（シン・チェスン、シンジェスン） 大統領暗殺現場を目撃し、生き残った一人。 事件当時は女子大生で、モデルも務めていたほどの美女だった。 沈守峰と違って、大統領の酒席に参加するのは初めてで、本人曰く相当緊張していた。自称音痴。酒席では丁度金載圭の向かい側に座っていた。朴大統領からはかなり気に入られていたらしく、撃たれた後の大統領は彼女の膝枕で意識を失った。 沈守峰よりも先に回顧録を出版している。

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