申才順の回顧録
◆申才順、回顧録「そこに彼女がいたよ」を出版

 宮井洞事件目撃者の一人である申才順が1994年に自身の回顧録を出版した。あの事件現場にいた話題の女性が赤裸々に体験談を披露した本だけに、8月8日の初版からその月の15日には既に5版を重ねていた。


申才順最初の告白
その時その女ミス申、その後15年!!
「そこに彼女がいたよ」

申才順・著
テグァン出版社・刊

 「大行事」に招待された時の申才順の緊張感が窺える。
 緊張を紛らわせるために晩餐で出された食事の品目を数えていた事や、自分が音痴で歌が歌えずに困惑していた状況などを比較的素直な気持ちで書いている。
 車智Kを戦車、金桂元を国民学校の校長先生に喩える様も面白い。



◆テレビ朝日「驚きももの木20世紀」に登場

 申才順は、1999年7月30日にテレビ朝日で放送された「驚きももの木20世紀」でもインタビュー証言をしている。番組の副題は「朴正煕大統領暗殺」。高度経済成長や人権弾圧という朴政権時代の功罪に焦点を当てながら、金桂元や申才順などの暗殺現場目撃者へのインタビューを交えて構成された内容。




現在の申才順


◆趙甲濟記者も認める証言者

「朴正煕、最後の一日」を著した趙甲濟記者は、「宮井洞の事件現場目撃者の中で、最も記憶が鮮明で証言がブレない人物」として申才順を評価している。
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