朴正熙 最期の一日



 韓国では、朴正熙を主題とした「내 무덤에 침을 뱉어라(私の墓に唾を吐け!)」が趙甲濟記者によって、全国紙・朝鮮日報で長期に渡って連載されました。
 この内、朴正熙大統領の最期の一日と10.26事件の詳細について著された第1、2章の部分が、2005年に「朴正熙의 마지막 하루」として再刊行されています。

 ここでの「朴正熙 最期の一日」は、「朴正熙의 마지막 하루」の第1章部分を、管理者が日本語に翻訳しているものです。
 内容は原文に沿って訳したつもりですが、直訳を避け、出来るだけ日本語に馴染むようにしたため、題、本文共に原文と異なる部分があります。
 又、私は韓国語に堪能ではないため、誤訳等もあると思います。そこのところを御了承頂いた上でお読み下さい。(※)内は訳者註です。

 2006年5月に日本語版が出ています。



「朴正煕、最後の一日―韓国の歴史を変えた銃声」
(草思社・刊/趙甲濟・著、裴潤弘・訳)



原題: 朴正熙의 마지막 하루 趙甲濟/月刊朝鮮社

著者・趙甲濟(チョ・ガプチェ)

















1945年慶尚北道青松で出生。
釜山高等学校を卒業、釜山水産大学に入学、兵役。
1971年に釜山の国際新報に修習記者として入社。
1974年、「重金属汚染に対する追跡報道」で第7回韓国記者賞(取材報道部門/韓国記者協会)を受ける。
文化部・社会部記者として務めながら、主に警察、公害、石油問題を取り上げる。
1979年、釜馬事態を現場で取材し、翌年に光州事件が起こるや現場に駆けつけ取材した。
1980年6月に新聞社を辞めた後、月刊雑誌「マダン」の編集長を経て、1983年朝鮮日報・月刊朝鮮部に入る。
現在は、朝鮮日報社から独立した「(株)月刊朝鮮社」の代表を務める。
著書に「石油事情を知ろう」「死刑囚・呉フィウンの話」
「有故!」「国家安全企画部」「軍部」
「ある若い巨人の肖像」「コリアン・コネクション」
「私の墓に唾を吐け(全8巻)」など多数。

[朝鮮日報社刊『私の墓に唾を吐け』著者略歴に一部補足]
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